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ダンスホール完結編 - のゆき

2010/08/19 (Thu) 08:09:31
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後編まで含めた、完全ネタバレ板です。よろしくお願いします。

Re: ダンスホール完結編 - のゆき

2013/11/22 (Fri) 21:58:01
*.kumin.ne.jp

文庫本がでたので読み返してみました。
12月23、24日の作者の動きをまとめてみようと思いました。

7章

23日。競輪場で日光の息子に会う。
護国寺からの預かり物を受け取る。
そのさい、カフェでバイトしているすみれさんが荷物を預かっていたことを知る。
むかしうちにいたすみれさん、知ってますね。
その言葉ですみれさんが大越よしえであることに気づく。
荷物をロッカーから受け取り、24日に同級生経由で裏世界のボスに連絡。
そのあとにカフェに電話。
大越よしえはやはりすみれだった。

9章

裏世界のボスとワーズで取引。
そのあとワーズのママに、大越よしえと会ってきたと、筆者は言っている。

6章

大越よしえさんとの連絡はついたと、戸野本晶経由で西主任に連絡がはいる。24日深夜12時。

ふう。クリスマスは大事な日ですね。

筆者は純粋に護国寺から心配されて財産を託されていいる。
大越よしえは純粋に筆者の作り話を楽しみにしている。
そして裏世界のボスのまた違った意味で筆者を気遣っている。

純粋なやりとりとモティベーションの話もここにはありますね。

ダンスホール完結編 - のゆき

2011/05/14 (Sat) 09:12:40
*.kumin.ne.jp

わわわ! 微妙ですが、かなり間違いがあってすみません。
あと、この場をお借りしてお詫びします。もう次月に出版だからと小説宝石を買いませんでした。ほんとにすみません。
死に様シリーズ「身も心も」(盛田隆二せんせい)は現在発売中の小説宝石にも掲載中、のはずです。

ダンスホール完結編 - どんぐり

2011/05/13 (Fri) 14:28:23
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のゆきさん、どうもです。

>「ダンスホール」は6/15光文社より出版されます。
>「死に様シリーズ」の5冊が同時刊行
>なんで、おねだんもちょっと安いかも。

ちょこっと修正させていただきます。
「ダンスホール」「身も心も」は6/17光文社より刊行されます。
「死に様シリーズ」の6冊が同時刊行
はい、おねだんもちょっと安いです(^_-)

ダンスホール完結編 - のゆき

2011/04/30 (Sat) 06:51:13
*.kumin.ne.jp

ちょっと早目ですが新刊情報です。「ダンスホール」は6/15日光文社より出版されます。「死に様シリーズ」の5冊が同時刊行
なんで、おねだんもちょっと安いかも。
詳しい情報がわかったら、またアップします。

ダンスホール完結編 - のゆき

2010/09/19 (Sun) 19:23:48
*.kumin.ne.jp

トミーちゃん、お返事が遅くなってごめんなさい。

うん、戸野本晶は日光の息子と逃げてるかもしれません。
ワーズのママと戸野本晶が話していたときに、そう思いました。
「万事うまくいくといいね」という言葉がでるし。

ていうか、こちらはこちらで別の物語になるような気もしました。
わたしはまだ、日光の息子にほんとうの父親が護国寺であるという線も捨ててないし。
この二人が同級生の幼なじみだったりしたら、とか。

ああ、だんだん妄想が入ってきてしまいましたね。

ダンスホール完結編 - のゆき

2010/09/08 (Wed) 09:13:23
*.kumin.ne.jp

ええええっ! 

もういっかい読み返しだ!

無題 - トミー

2010/09/07 (Tue) 23:57:16
*.ocn.ne.jp

のゆきちゃん、回答をありがとうございます。
お返事の返事を書こうと思って読み返してて気づいたんですけど、
それを取り急ぎ発表したく!

戸野本晶、日光の息子と逃げてると見た!!!

どう!?どうすか!?これ。

無題 - のゆき

2010/09/04 (Sat) 09:53:27
*.kumin.ne.jp

わたしは戸野本晶が嫌いじゃないし、西主任には、「へんな人を惹きつけるオーラスパイラル」から解放してあげたいんで、
なんとなくふらふらと、関東方面に向かっている戸野本晶を想像してしまいました。

1、並び方について。
 これで参りましたね、まず。日付頼りにいったけれど、理由はわかりません。
 そうそう、8→7→9だよね?

2、著名人は893さんですよね? イベントとかやってるけれど。新興のブイブイさん。
 一方、護国寺さんも893やさんですよね? ノミ屋とかヤクとか手だしてるし。こちらは昔から細々ってイメージ?
 西の町の事情はわからないけれど、敵対してないけれど友好もない、同業他社同士ではないでしょうか?
 大量のヤクをさばけるのは、同業他社の「著名人」さんしかいない。だけども、自分から「これを買い取ってくれ」って
言うほどの交流も関係もない。
 だから、小説家に預けて、小説家経由で行くのを頼んだ。
 小説家は、「頼めば、いろんな取材のつてで、なんとかしてくれる人望がある人」のような気がします。

3、拳銃がらみの事件が起こると、下っ端さんから連絡がすぐに入ったんじゃないんでしょうか?
 しかし、ここで注目すべきは、情報のタイムラグです。

 893さんの方が新聞記者への連絡よりもひと呼吸はやい。

4、スナックとかワーズのママさんみたいな偉いママさんがかつてはいましたね。
 今はどうなんでしょうか? スナックなんて、もう何年も言ってません。




著名人と小説家は、同じ店の常連同士で、言葉を交わしたこともあるのでしょう。あるいは、もう少しは交流があるのかもしれません。

「悪いね、携帯が壊れているから、連絡に手間がかかって」
「いえ」
「君の同級生にも手間を取らせた」
「なんでもないです」
「本人がそう言ってくれるといいけれど」
「言いますよ、古いつきあいなんでしょう、店を出す前からの。なんでもないです」
注、敬語を使ってるのは著名人の方。

同じカウンターに居合わせたらそのつど言葉を交わすことはないけれど、「同級生」を通じて、強い繋がりはあるような気もします。


ところで、このカウンター、佐世保の知識が乏しいせいか「フラットファイブ」しか想像できません。
わたしの中ではフラットファイブです。


あと、護国寺と、ダンスホールの主人と、ダンスホールの息子との関係も、どんなんかなあと思ってます。
護国寺はダンスホールをねぐらにしていた。
「拳銃はお父さんのかたみ?」
という言葉で、え?ほんとのお父さんは護国寺さん? と思ってしまったけれど、いや、それも考えすぎですね。
ダンスホールのおとうさんも893さんだったのでしょう。

ダンスホール完結編 - トミー

2010/09/03 (Fri) 17:20:34
*.ocn.ne.jp

どう質問したらいいのかよくわからないんですけど、
知りたいと思ったこと、みんさんの感想聞きたい、と思ったこと書いてもいいですか?

①後編の「7」・・・「私」と日光の息子が競輪場で会う場面
    「8」・・・「私」が護国寺さんのお見舞いに行く場面
    「9」・・・「私」と裏の著名人がワーズで会う場面
この並びがとても難しかったです。8→7→9の方が簡単なんですけど、
この並びになったのはどうしてかしら。

②「9」で裏の著名人が「こうなるのは想定済みなんです。自分じゃ俺の前に出てくる勇気
がないから、先生を利用しただけです。」の台詞にはどんな背景があるのかしら。

③前編「2」で事件後、ワーズにいた裏の著名人にかかってきた電話は誰からかしら。それは↑
と関係あるのかしら。

④「うちを待ち合わせの喫茶店がわりに使うなんて」・・・。
ワーズのママ「私」を叱りましたね。
余談ですが、私は3軒目のスナックで連れの連中がわいわいやってるのを
盾にこっそり、2軒目の店の女の子からもらった江国香織の文庫本
(飲み屋でもらうには珍品)をチラチラ読んでたら、そこのママもやっぱり私を叱りましたよ。

マナーですかね、マナー。

ダンスホール完結編 - トミー

2010/09/03 (Fri) 12:47:03
*.bbiq.jp

うん、行きましたよね。

>でもね、西主任のおうちには奥さんの元同僚が子連れでいるし、彼女もいるから、そこまで無理だと思うの。
いやもうこうなったら戸野本晶のあと一人や二人ぶちこんじゃってもよさそうな!

最終ページで西主任が戸野本晶に電話しようかと考えてる様子から
いまいま彼女が西主任ちにいる感じは私は受けなかったんですが、
「三人称」の件で大越よしえと「私」の再会ラインが予想されたことに絡めると、
こうなりゃ将来的に西主任→戸野本晶→「私」のラインも考えられるかも?と
まぁ、不通状態からそのまま解約するつもりの「私」のケータイが
生きてることになったら・・・という条件付になりますが、ああ興奮した。

書いてないこと想像するといくらでもふくらみますね。

ダンスホール完結編 - のゆき

2010/09/01 (Wed) 20:02:08
*.kumin.ne.jp

でもね、西主任のおうちには奥さんの元同僚が子連れでいるし、彼女もいるから、そこまで無理だと思うの。
でも、戸野本晶、よその町に行ったんだよね?

ダンスホール完結編 - トミー

2010/09/01 (Wed) 10:05:58
*.ocn.ne.jp

しぇぇぇーーーっ!!!

・・・思いもせなんだ。
(それはどこからすか?どこからそう思ったんすか?)
そう思って読んでみるとなんか最終ページが匂ってきた。
おおお、大変だ。

ダンスホール完結編 - のゆき

2010/08/30 (Mon) 22:33:56
*.kumin.ne.jp

いや、ここは激安ショップではないんで、個数制限ありません。いくつでも連続投稿も大歓迎です。

戸野本晶はもう別の町にいるってことで、西主任の家ではないかと思って携帯メール小説を読み返してみましたが、違うような気もする。

ダンスホール完結編 - トミー

2010/08/29 (Sun) 21:09:05
*.ocn.ne.jp

そっか。やっぱりそこら辺の会話が臭いとこですかね。

>「私」は今、老後のため金を貯めているという人生が想像できない精神状態なのでしょうか?

そっかそっか。老後のために・・・とかそんなキャラじゃなかったですね。
「金は必要ない」というのがなんか特別な宣言に思えましたが、
そう言われてみれば「私」は金に限らずいろんなことに執着してる感じじゃないですもんね。

・・・あと何個質問してもいいですか(照)?
かわりばんこ?
肝油みたいに1日1個?

ダンスホール完結編 - のゆき

2010/08/27 (Fri) 08:36:28
*.kumin.ne.jp

比較対象をあげてみると157ページ。
「金は大事だろ」「年とって、金がないと哀れだな」「退院したら、その金を元手に生きていくんだ」
という護国寺さんの発言になるのでしょうか> 「金は必要ない」

「私」は今、老後のため金を貯めているという人生が想像できない精神状態なのでしょうか?

ダンスホール完結編 - トミー

2010/08/26 (Thu) 18:13:46
*.ocn.ne.jp

いえ、計算業からの引退はさけることができません。
先ほど計算業からの三途の川をとぼとぼと渡ろうとしていたら門番が理由を尋ねるので
「私はこのような計算ミスを犯しました。」と告白しました。

門番「それのどこが計算間違いだ?」
私「え?・・・だって数式がちがいます。」
門番「お前の式と偽物かもしれないどんぐり先生の式とどこが違うというのだ?」
私「え?・・・だって私の計算には小数点を含む数字が出てこず・・・」
門番「同じことではないか。」
私「へ?・・・同じことなんすか!?」
と言ったら門番は白い目をして「走って渡れ。」と言いました。

戸野本晶はコールガールです。
前編49ページの下の段に
「東京から来た男とコールガールが知り合う理由はひとつしかなかった。」
と書いてあります。うん、見える、間違いない。
これは自信を持っていえます!

私も聞きたいことがいっぱいあります。
「私」は「金は必要ない」と思いますよね?
それはなんでだろうかなぁ?
離婚して身軽になったから?それだけ?

よしえが効いてるのかなぁと思ってますが、
みんさんどう思われますか?

ダンスホール完結編 - のゆき

2010/08/26 (Thu) 17:04:35
*.kumin.ne.jp

 いや、計算業、すばらしいです、トミーさん。
実際にあったんだねえ。
計算業はまだまだ競輪の小説があるかぎり役にたつと思うので廃業しないでね。

あとね戸野本晶の職業はやはりデリとかコールガールとかいう感じ?

ダンスホール完結編 - トミー

2010/08/26 (Thu) 13:16:37
*.bbiq.jp

そうですそうです、その計算です。
私の中の経理担当者を呼び出し取り調べたところそう申しておりました。
どんな計算をしたか問いつめたら「雰囲気で。」と最初はしれっとしてましたが、
「100円が20610円にばけたから412万2千円のはずだ。」と。
更に問いつめると「本音はどうしても400万くらいに近づけたかった。」とのことでした。

みんさんごめんなさい。

先日の会合で覚えたての手品を得意になって披露したところ、アンコールの1回目で
トリックを見破られマジック業界から引退したところです。

そして今日、計算業からも引退します(泣)。

ダンスホール完結編 - 偽物かもしれないどんぐり先生

2010/08/26 (Thu) 12:10:44
*.odn.ad.jp


> 名古屋記念 特選 11R 2006年12月23日 小嶋-三宅-山根の三連単 20,610円
という実際にあったレース結果を見つけました。

お、実際にあったんですね。2万円×206.1=412万2千円 の計算でいいんですよね?トミーさん
それにしても、ぼくの誕生日にこんなことが起きていたとは。

ダンスホール完結編 - トミー

2010/08/25 (Wed) 23:24:08
*.ocn.ne.jp

名古屋記念 特選 11R 2006年12月23日 小嶋-三宅-山根の三連単 20,610円
という実際にあったレース結果を見つけました。

私の計算では4億1220万円の払い戻しがあったんですがね。
ちゃんとした計算ではどうもその車券は412万2千円にばけたみたいです・・・。

それにしても恥ずかしながらテーマが「死に様」だったことも
三人称が「パイ構造の1人称」(きらら8月号より)だったことも
うっかり忘れてました。
ぼんやり読んでると今まで通り読みたいようにだけ読んで
おいしいとこわからずじまいになるとこでした。
この掲示板でモーレツに勉強してます。

ということは「私」は西聡一とその後二度と会わなかったんだから、
大越よしえと「私」がその後に会ってるってことになりますね。ほわーっ。
ロマンスはっけーん!
そしたらそこで「またあなたに会えて嬉しいです」って言ったかもしんないですね?
(←そういえばこの台詞の件も忘れてました)おもしれ~おもしれ~。

大越よしえが護国寺さんのことを友達と捉えてたのが感じ良かったです。
護国寺さんは「私」に対して金は好きにしていいから、大越よしえと
日光の息子には荷が重過ぎる(または馬鹿な使い方をするかもしれない)
麻薬の方は、うまく賢く処理してくれる(またはそういう知恵がある)と
信じて頼んだように感じました。

護国寺さんと直接交流のあった人は彼の死後少し肩の力が抜けた生き方を
見つけた印象もうけてそれも良かったです。

それにしても友達の友達はみな友達・・・という訳では全然ないのに
こうやって少しずつ絡まって続いてある人生って面白いですね。

無題 - ナガネギ

2010/08/25 (Wed) 22:04:17
*.ocn.ne.jp

なんかね
まだまだ読み込まないと
全然わけわかんない状態です。

どなたか教えてください
2万円分の車券がどうばけたの・
「打鐘」は「ジャン」とはよまないよね?

ダンスホール完結編 - のゆき

2010/08/23 (Mon) 22:25:32
*.kumin.ne.jp

かなみさん、ようこそです〜。

しかしほんとに読みが深い。

なんかだんだん大越よしえが憑依してきそうです。

ダンスホール完結編 - kanami

2010/08/23 (Mon) 10:51:24
*.asahi-net.or.jp

こんにちは~~遅ればせながらきました。
やはりみなさん読みが深いですね。さすがー。

やっぱり1回じゃわからなくて、2回目考えながらで、麻薬だと思い、
初め護国寺からの金の1部を息子に渡したと思ったけれど、
その後の車券の金額が400万くらいかなということで、
それがそのまま大越よしえにわたったのだと思いました。

というプロットをちょっと置いて、
もう少し作家を考えて、また読んでみたいと思います。

ダンスホール完結編 - のゆき

2010/08/22 (Sun) 08:31:46
*.kumin.ne.jp

> この小説、三回読んで、物語の構造はすべて見渡せました。

おおおおお、です。
ただ、わたしも印象ちがいをしていて、ジグソーパズルを最初から3ピースほど抜いてるって書いたけれど、抜かれているピースは
ひとつもないと思うようになりました。
疑問に残ることを含めて、情報はすべて描かれているような気がします。


今、ラストを読み返してみましたが、たしかに大越よしえは「小説家」がくるのを待っていますね。
家まで解約したこの町で。彼女はどうするのでしょうか? カコイイ...


大越よしえは恋多きおんななのでしょうか?
ただ、死期のせまった護国寺さんのためにこの町にいるとすれば、やはり疑問は残ります。
彼女ではなくて「私」にすべてが託されている。
日光の息子が欲しがれば与えてやれ、という言葉は出てくるけれど「すみれ(大越よしえ)に」という言葉は出てきません。

護国寺は彼女をどう思っていたのでしょうか?
もちろん、「わざわざそういうことを言わなくても(私)がなんとかしてくれる」と思っている可能性もあります。

麻薬の話はもっと謎が多いです。
わたしはこの麻薬の動きを中心に置いて、物語をまとめていったのだけど。
まず。
日光の息子、大越よしえ、のどちらも、これを横取りしていません。(それが書類のようなものだと思った理由です)
大越よしえは中を見たと思うけれど、日光の息子は見ていないでしょう。
それとも、ふたりともそれを見ていて、処理の仕方を(私)に動いてもらうのが最善と思ったのか?

そうそう。
護国寺さんの死に様はカッコいいです。
「退院するまで預かって」っていうのもカッコいい。

しかしやっぱり「麻薬」ですね。元の持ち主をたどったら、海の彼方まで行っちゃいますよ、だし。
日光の息子と大越よしえは中身を知っていて、処理を(私)に託したのでしょう。

この話の中心に(私)はいないけれど、実は登場人物の心の中では(私)は大きな役割をしていると思います。
金はいらないというのを、心配されたり、頼られたり。
そのやさしさみたいなものも、すごく好きです。
うつ病でなげやりだった時代にしかない目線があるみたいで。

すみません。本をめくりながら書いたので、非常に支離滅裂な話になっています。

もういっかい「通し」で読まないと。

ダンスホール完結編 - 偽物かもしれないどんぐり先生

2010/08/22 (Sun) 01:12:37
*.odn.ad.jp


この小説、三回読んで、物語の構造はすべて見渡せました。

でも、一つだけ大きな謎が残る。
それは、なぜ護国寺が主人公に麻薬など物騒なものを託したのか、という問題。

主人公はうつ病になり、小説が書けず、金に困っている。
だから、自分の死期が近いことを悟った護国寺は、自分が所有している唯一の金目のものを
主人公に与えて、これで暮らしを立て直せ……という善意によるものなのか。

ほかにもいろいろな解釈はあるけれど、
護国寺の【死に様】としては、そういうヤクザさんならではの善意がふさわしい、とぼくは思います。

あと、もう一つのポイント。
この小説の「三人称」部分は、主人公が誰かから聞いたことを間接的に再現している箇所です。
ということは、ラストシーンが……大越よしえと西の場面が、三人称で終わるということは
このあと、大越よしえと主人公が再会した、という事実をあらわしています。

さて二人はなぜ会ったのか・・・ここに最後の甘美な謎が潜んでいます。

ダンスホール完結編 - のゆき

2010/08/21 (Sat) 21:28:37
*.kumin.ne.jp

そうか! ダンスホールでの封筒のやりとりが! 
なるほどですね。

それにしても大越よしえの心の動きにはまだ言いたいことがいっぱいあります。

あと、日光の息子はいっしゅん護国寺の隠し子ではないかとも思いました。

無題 - のゆき

2010/08/21 (Sat) 20:15:21
*.kumin.ne.jp

トミーちゃん、みんなゼーハーなってます。あんなゼーハーな小説はほとんど初めてでした。

どんぐりせんせい> 麻薬という線は考えつきませんでした。
3連単の払戻金はなるほどね〜と思いました。

いや、ゼーハー楽しいでした。
西主任がかすむくらいにゼーハーでした。

ダンスホール完結編 - トミー

2010/08/21 (Sat) 17:12:14
*.ocn.ne.jp

・・・カステラじゃないんだ!!!
だってカステラも海の彼方のオランダからやってきたお菓子・・・。

ということは護国寺さんと日光の息子は、裏の著名人の客か仲間なんですかね?
発注か担当の品はそれぞれ麻薬と実弾。

それにしても。
護国寺さんについては、死にかけてる・・・死んでる・・・で、生きてる!・・・でまた死んでる!
私がかけた電話の相手については、戸野元晶・・・じゃなくてこれはバーのマスター・・・
・・・でマスターにはこちらからかけなおして晶からの電話は待ちで、これは5月の連休でこっちは11月の連休で
街をはなれたのは晶で居ついたのはよしえで・・・・ぬぉぉぉぉぉー!!!

ってなりませんでしたか?
私はなりました。

ぜーはー。

ダンスホール完結編 - 偽物かもしれないどんぐり先生

2010/08/21 (Sat) 12:57:47
*.odn.ad.jp

えー、水を差すようですが、「知的財産」ではなく、麻薬かと。
あと、すみれに渡されたお金は、3連単の払い戻し金だと。

ダンスホール完結編 - のゆき

2010/08/21 (Sat) 10:40:29
*.kumin.ne.jp

ネタバレです。ていうか、推測推理です。

まず、預かり荷物についての整理。これは護国寺が「私」に病室で「あずかってほしい」と言ったもの。
これは、ノミ行為に参加していた地元の人の顧客名簿とか、金銭的についてのやりとりとか、とりあえず「流通するべきではない
自分の財産のようなもの」ではないかと推測しました。
これについて、追っていきます。

* 護国寺が入院している最中に、この荷物は「日光の社長の息子」が預かっている。
  彼は頭に血がのぼると拳銃を発射するような人間で、この「知的財産」の利用の仕方に気づいていない。

* 護国寺は、「私」に保管してほしいと言う。業界から足を洗っているし、いちばん悪用される確率が少ないからだ。
 護国寺は金も預け、日光の息子にも欲しいなら金を分けてやるように言う。

* 一方「日光の息子」は、拳銃発泡事件のどさくさで、「知的財産」を、すみれ(大越よしえ)に預ける。

* すみれ(大越よしえ)は、「知的財産」の利用方法を知っている。
 この町の裏の著名人はこの「知的財産」を欲しいと思い、すみれ(大越よしえ)に接触する。
 違うかもしれない。すみれの方から「裏の著名人」に接触したのかもしれない。
 しかし「知的財産」は日光の息子に返さなければならない。

* 護国寺の死後、「知的財産」は日光の息子から「私」に手渡される。

* 一方「裏の著名人」は、「私」のなじみのバーが自分の同級生の経営であることからツテを作り、「私」に接触してくる。

* ワーズというカフェで取引が行われる。
  「裏の著名人」は、金で買おうとするが、「私」は、金はいらないという。
 そうして「知的財産」は、無言のまま(リュックごと)、裏の著名人に持ち去られる。

* 蛇足。 「私」が護国寺から預かったお金は、一部は日光の息子に、そして大半は、すみれ(大越よしえ)に渡される。


西聡一の話がこれに絡まってくるわけだけど、西主任の話は比較的にわかりやすいのでここでは割愛します。

あと、護国寺の意図、すみれ(大越よしえ)の感情など、まだまだ疑問に残っていることはあえいますが、おいおい、疑問点を述べて
いこうと思っています。

ダンスホール完結編 - のゆき

2010/08/19 (Thu) 17:02:16
*.kumin.ne.jp

完成したジグソーパズルを一回壊して、その中から3ピースほど取り払ったような印象の小説。
だから、ジグソーパズルを完成させたいという気持ちになるのかもしれません。

なんだかやっきになってますが、どう考えても、何ピースか足りない。

今日、飲みに行かないで、ちょっともういっかいやってみたいなあ。

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